中古バイク購入時の注意点(まとめ)

今まで、中古バイクの購入時の注意点として色々と執筆させていただきましたが、今回は今までの内容の復習と言うことで、まとめていきたいと思います。

走行距離の改ざん。
よくある話で、優良店では諸所の理由で走行距離を改ざん・メーター交換をした場合には、その旨が分かるように改ざんしたことを証明するシールが貼ってあるので、それを目安にする。

ハンドルの確認。
自分自身にあったハンドルの位置や傾きにされている場合があるので、乗りにくいか?を確認する。事故などで、このハンドル操作がしにくい状況にもなっている場合があるため、こちらもハンドルの切り具合等を確認する。

キズの確認。
転倒歴があるか?を確認するため、細部にまでキズの有無を確認した方が安心。特に、ハンドル・ウィンカー・マフラーにキズがないか?を確認すれば転倒歴があるか?は大体分かるため確認したい項目。

サビの確認。
特にガソリンタンク内にサビが無いか?を確認すること。もしガソリンタンク内にサビがあると、エンジンの不調に繋がることがあるため、念入りに確認したい。

オイル周りの確認。
オイル漏れ、滲みもやはりエンジンの不調に繋がる場合があるので、きっちりと確認したいところ。ラジエーターやオイルクーラーを始め、オイルを運ぶためのホース類もきっちりと確認する。

消耗品。
無料交換をしてくれるのか?の確認や、ブレーキパッドの交換時期を確認しておく。

中古バイクの情報表示。
二輪車構成競争規約でルール付けられている、販売バイクの基本情報が提示されているか?を確認する。

中古バイク購入時の注意点(基本的な知識編)

中古バイクの購入で留意しないといけない点。今回が最後となります。最後なのに「基本的な知識」というものを題材にしていきたいと思います。

業者さんが中古バイクを販売するときには、いくつか守らないといけないルールというものがあります。その中に、販売するバイクの情報を表示しないといけないというルールがあるのです。
端的に言うと、この表示がないバイクは手を出さないのが身のためになることが多いです。これは「二輪車構成競争規約」というもので、中古車の表示に関するルールが定められているわけです。
それを表示しないということは、何かしら不都合があったり、そもそもその業者が、こういったルールを無視するような悪徳業者の可能性があるわけです。

では、どのような表示がされているか?を以下にまとめていきます。
販売価格、年式、走行距離数、製造国名(外国製のみ)、車名、自動車保険証の有効期限、または自賠責保険の有効期限、保証有無・期間、修理や交換歴(メインフレーム)、品質評価書によるバイクの品質。
以上になります。基本的な情報ばかりですが、基本的だからこそ「まずの目安になる」ものなので重要視すべきことだと思います。

ともあれ、こういった情報が記載されていないバイクは非常に怪しいので気を付けるようにしましょう。

中古バイク購入時の注意点(消耗品編)

中古バイクを購入するときに気を付けないといけないこと。今日は「消耗品」の確認です。

消耗品に関しては、中古バイクを購入しようとしている業者さんの対応がまちまちなので、その都度確認するようにしましょう。
例えば、タイヤの溝の深さがなくなっていた場合には、購入時に交換してくれるのか?を確認しておきたいです。交換と言っても、無料なのか?有料なのか?有料の場合、他で購入するよりも安くなるのか?と、色々と確認すべき項目は多いです。
良心的な業者さんだと、購入が決まり売買契約が結ばれれば、無料交換してくれる場合もあるので、安く購入するためにはきっちりと確認すべき項目となります。

また、各々のパーツ等の交換時期も確認しておきたいところです。例えば、ブレーキパッド。ブレーキパッドは実際に乗ってみないと分からない部分もあるということもありますが
購入して、即交換時期が来てしまうということになってしまうと、何だか損した気分になってしまいます。従って、交換するにも「費用が高い」と言われるパーツに関しても情報として仕入れておくことがいいと思います。

他にも色々ありますが、購入するときに似たり寄ったりの中古バイクで、どちらを購入するのか?を迷った場合には、こういった消耗品で優劣をつけるのも1つの手だと思います。

中古バイク購入時の注意点(オイル編)

中古バイクの購入をするさいの注意すべき点。今回は「オイル」についてです。

オイルはバイクを動かすためには非常に重要な役割を担っているものが多く、このチェックを疎かにしてしまい購入後に修理となると非常に大きな金額が必要になる可能性が高い部分でもあります。
なので、このリスクを少しでも回避するためにも、きっちりと確認するようにして欲しいチェック項目の1つです。

端的に言えば「オイルのにじみ」「オイル漏れ」の確認です。
ラジエーターを始め、オイルクーラーなどにも滲みが無いか?を確認しましょう。このように「単体でのパーツ確認」は結構、気に掛けていればチェックするのですが、忘れがちなのが「ホース関連」です。
エンジンと繋がっているホースから漏れや滲みが出ているのであれば、このエンジンに致命的なダメージを負わせてしまう可能性もあるわけです。
ホース単体での交換費は、それほどではありませんが、このようにエンジンにも大ダメージを喰らわせてしまったら、下手をすると廃車ということも有り得るかもしれません。

ともあれ、このオイル関連は、リスクが表身に出ると、非常に大きなダメージを受けてしまう可能性があるのでしっかりと確認してリスクヘッジが出来るようにしておきたいです。

中古バイク購入時の注意点(サビの確認編)

中古バイクの購入時の注意点。今回は「サビ」についてです。

今まで、色々な注意点を書いて来ましたが、ある意味では最も重要な確認になるかもしれません。それは「サビ」です。
このサビは非常に厄介なもので、下手をするとエンジンを壊してしまう場合もあるのです。

真っ先に確認したいのは、ガソリンタンクです。ガソリンタンク内にサビがついていると、そのサビがキャブレターの中に入ってしまいエンジンの不調の原因になってしまうのです。
このガソリンタンクの中までチェックするというのは、先に書いたようにエンジンの不調をきたす1つの要因になっているのにも関わらず、見落としがちなチェック項目です。
見えないだけに、ふと忘れてしまうので厄介なのです。さらに、中を覗いても暗くて分かりにくいし、灯りを入れても全体を見渡すことが出来る訳ではありません。なので、これでもかというぐらい念入りに確認してみましょう。
余談ですが、もしこのチェックが店員さんに止められるようなことがあったら、そのお店での購入は控えた方がいいかもしれません。「隠そう」としている可能性があり、その隠す行為をするお店では買いたくはないという当然の心理だと思います。

ともあれ、サビという部分は他にも色々な場所に付着しているのでパーツパーツの中まできっちりと確認するとよいと思います。

中古バイク購入時の注意点(傷の確認編)

中古バイクの購入時の注意点「キズの確認について」が今回、記事にさせてもらう内容です。
中古バイクを購入するさいに、キズの有無を確認することは当然のことですが、当然過ぎるため意外に忘れてしまうことがあります。従って、今一度、キズの確認するところを紹介したいと思います。

まずはハンドルのレバーです。基本的にキズが付いているものは転倒歴があるバイク、転倒するさいにキズが付きやすい部分を重点的に見ていきます。特に、ハンドルのレバーは尖端にキズが付きやすいので、ここから見てみましょう。
次は、ウィンカーです。ウィンカーもまた転倒時にキズの付きやすい部分です。前後のウィンカーを見るようにしましょう。
そして、マフラーです。転倒した場合は、大体が、ハンドル・ウィンカー・マフラーにキズが付くため、この3点は必須項目と言っていいと思います。
特にマフラーは磨いた場合に、消すことが出来たりと一番修繕しやすい部分でもあるので、特に注意深く見るようにしましょう。

他にもラジエーター、オイルクーラー、エンジン、ホイールと色々と見るべき部分があります。兎にも角にも、目を皿にして、これでもかというぐらいキズの有無を確認することが大事な作業となります。
せっかく愛車になるバイクなので、この辺りの妥協はしないで頑張ってみた方が後々良い思いを出来るかもしれません。

中古バイク購入時の注意点(ハンドル編)

本サイトでは中古バイクの購入の注意点を何度も紹介してきましたが、今回は「ハンドル」についてです。

よくあるのですが、前オーナーの好みに合わせてハンドルの高さや傾きが変わっている場合があります。何も知らずに購入すると、非常に癖のあるバイクになってしまう可能性があるので必ず、バイクにまたがってハンドルを握るようにしましょう。
単純に、前オーナーが「乗りやすくするために変えた」というだけであれば、簡単に整備が出来る場合が多い為、問題はないと思いますが、実際のところ、事故によりハンドルがおかしくなっている場合もあります。

まずは、ハンドルの高さの違いです。敏感な人ですと、ちょっとした高さの違いでも違和感を感じてしまい、非常に乗りにくいバイクになってしまうことがあります。
事故により、ハンドルが曲がってしまったことによる「ほんの少しの違い」は、見た目では中々見分けることが出来ないので、注意深く観察する必要があります。
他にも、ハンドルを切ったときの左右の曲がり具合や、引っかかり具合も非常に重要な要素となってきます。

実際には、100%の確率ではありませんが目安として「ハンドルストッパー」にも着目してみるといいかと思います。これが塗装割れや傷がついている場合は、事故車の可能性があります。

こういったハンドルにも注意てして中古バイクを購入するようにしましょう。

中古バイクの走行距離の改ざんに注意する

中古バイクを購入するさいに、よく聞くのが走行距離の改ざんです。

悪徳業者の場合は、狙って改ざんをしており、走行距離を少なくさせ高く売ろうとするという悪質なケースがよくあります。
そんな走行距離の改ざんの被害に合わないためにはどうしたらいいのか?のちょっとしたチェックポイントを、ここで記載していきたいと思います。

まず、走行距離の改ざんというものは、目で確認する方法があるのです。優良店ですと「改ざんを行いましたよ」というシールを貼っているのです。
これは「社団法人 自動車公正取引協議会」に加盟しているお店では、距離計を何かしらの不具合で走行メーターを交換した場合は「走行メーター交換車」とシールが貼られています。
さらに、前オーナーが距離計を弄った等の意図的に改ざんされたことが分かっているバイクに対しては「走行メーター改ざん車」というシールが貼られているのです。
このように、優良店では、こういった試みをしているので安心は出来るかと思います。

他の方法は、やはりタイヤなどの消耗品が極端に減っているのに、走行距離が少ない等の見た目の矛盾で確認する方法があります。
もし、自分自身で観ることに自信が無い場合は、バイクに詳しい人と一緒に買いに行くのがベストかと思います。

バイクを買う時に大事なのは乗ってみること

中古バイクに限らずですが、バイクを購入する場合は、必ずバイクに乗ってみましょう。可能であれば、試乗させてもらうのがベストです。

中古バイクというものは、やはり自分自身で乗って感覚を掴むことが非常に大事です。これは言うまでもありませんが、特に強く確認することもなく購入してしまい大失敗をするという方を何人も見てきました。
当たり前だからこそ、おろそかになってしまうのかなと思う出来事でした。

ともあれ、希望のバイクに乗ってみて、まず確かめたいのは「足が届くか?」ということです。やはり大きいバイクになればなるほど、足が届かないということがよくおきます。
足が届かない場合は、やはり乗るのは無理なので諦めないといけないと思います。と、このように乗って観ることで分かることがたくさんあるので、購入する際には新車・中古バイクに限らず必ず店員さんにお願いをしましょう。

中古バイクの場合は、先にも書きましたが可能であれば試乗することお願いしましょう。特にフルカスタムされているバイクの場合は必須項目と言っても過言ではありません。
基本的に、フルカスタム車はリスクが高いためです。ともあれ、中古バイクで試乗なりエンジンを掛けるなり、とこういった「試し」をさせてくれない業者さんやバイクは避けた方が無難です。

ともあれ、バイクを購入時には必ずバイクに跨って感触を掴むことを強くお勧めします。

中古バイク購入時はバイクの全体像を把握すること

中古バイクを購入するときには、やはり当たり外れというものが出てきてしまいます。これは、単純に運が悪かったと思わざる得ない場合もありますが、防げた「外れ」もある場合があります。
そんな防ぐためにはどうしたらいいのか?を少しお話をしていきたいと思います。

代表的なところでは、大きな事故が前のオーナー時代に起きていないか?を確認します。確認方法は色々ありますが、中古バイクを販売している業者さんに聞くのが一番です。
優良店であれば、きっちりと説明をしてくれるはずです。ですが、何だか怪しい雰囲気がある場合は、バイクの雰囲気を掴みましょう。

実は、人間と言う生物は「全体像を観る能力にたけている」という生き物なのです。左右対称を好む傾向にあるのは、こういったところからという説もあるほどです。
ということで、バイクも少し遠目から全体像を観てみましょう。そうすると、ハンドルが微妙に歪んでいたり、マフラーの位置が少しおかしかったりと
「雰囲気が何かしらおかしい」と感じることが出来る場合があります。これは、意外に重要な中古バイクの選び方であって、違和感を感じた場合は、購入を控えた方が良い場合が多いです。

なので、中古バイクの購入時の注意点としては、まず「バイク全体の雰囲気」を掴むことです。そこから、違和感がなければ次のチェックステップへ移っていくことが失敗しない方法の1つだと思います。