メンテナンスを実践(ドライバーの使用方法)

バイクに快適に乗るために、色々なメンテナンスの方法や大事なポイントを紹介してきました。このメンテナンスについての記事は、いよいよ佳境に入っています。
そこで、今まで何度も「基本は大事」ということを言ってきましたが、今回は本当に基本中の基本である「ドライバーの使いか」について記載していきます。

事の発端は、私事なのですが甥っ子が、バイクではないのですが、とある機械をメンテナンスするためにドライバーを使用していました。みなさんも、当然、バイクのみならず色々なシーンでドライバーを使ったことがあるかと思います。
まだまだ甥っ子は、小学生なのしょうがないのかもしれませんが、ねじの頭を潰してしまい、もう取ることも、はめることも出来ない状態になってしまったのです。
一部始終を見ていればアドバイスを送れたのですが、席を外してしまっていたのが仇となってしまいました。どのように、ねじの頭を潰してしまったか?を見たかったため同じタイプのねじで同じことをしてもらいました。
原因は簡単で、単純にねじとドライバーのサイズが合っていなかっただけでした。それで、強引に回そうとしたので潰してしまったのです。

ともあれ、こういった経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか?私自身も昔、似たようなことを幾度となく繰り返してきました。実のところ、意外とドライバーをしっかりと扱えている方というのは少ないものなのです。
さて、これをバイクに置き換えると、ねじの頭を潰してしまい、にっちもさっちもいかなくなってしまった場合、考えられるのは、当然、その部分のメンテナンスの実施が難しくなります。
メンテナンスが出来ないということは、バイク自体の故障を招き、時には重大な事故に繋がってしまう可能性も捨てきれません。
更には、愛車のバイクを中古バイクとしてバイク査定に出したときにも、物によっては大きなマイナス査定になる可能性があります。

以上のことから、たかがドライバー、されどドライバーなのです。
では、正しいドライバーの使用方法ということですが、基本的に気を付けるべき点は単純です。まず、ドライバーのサイズと、ねじのサイズを合わせるということです。
そして、まわすときには「垂直」にして回すことが重要です。斜めに入ってしまうと、いくらサイズが合っていたとしても、潰してしまう可能性が格段と高くなります。
そして、最後は「ねじにドライバーを押し付ける」ということです。実は、これが一番大事なことです。要は空回りをしないようにするためです。

ドライバーの使い方ひとつで、損はしたくないと思いますので、是非とも正しい使い方をマスターしたいところです。