バイクの基本的なメンテナンス(ラジエターの冷却機能)

今回はラジエーターに関してのメンテナンスについてお話をしていきたいと思います。具体的にはラジエーターの冷却水についての説明となります。

ラジエーターの冷却水というものは、先日の記事で紹介したエアクリーナーと同様で、エンジンに関するメンテナンスになるので、非常に重要なメンテナンスとなります。
まずラジエーターの冷却水の役割ですが、単純にエンジンを冷やすという重大な任務を担っているのです。エンジンは燃料を燃焼させて動力を得ているので、燃やし続ければエンジンが焼けてしまいます。それを防ぐためにラジエーターで冷却をしていくわけです。
自分自身が所有しているバイクを将来的にバイク査定に出して買取をしてもらうという将来図があるのであれば、間違いなく注意してメンテナンスをするべき項目となります。もしエンジンが焼けてしまうと、バイク査定の結果が散々たるものになってしまいます。
また、中古バイクとして購入するのであれば、エンジンの状態を確認するついでに、エアクリーナーとラジエーターのチェックを忘れずにするようにしましょう。
特にラジエーターの冷却水というのはチェックしづらい場合があるので、販売店の方に遠慮なく「いつ交換したか?」を質問しましょう。今後のメンテナンスのためにも重要なこととなります。

さて、このラジエーターの冷却水の交換時期についてですが、一般的には1年に1回程度で問題ないとされています。ですが、普通に乗ってという条件付きになります。もし、走行距離が大きくなる場合は、10,000kmで1回というのが目安となってきます。
冷却水に関しては、自分自身の所有しているバイクにあった冷却水を選ぶようにしましょう。色々な種類の物があるので、迷ってしまうかもしれません。そういったときも、遠慮なく店員さんに質問すればよいかと思います。
また、様々なタイプのものがあるので、冷却水を交換する場合には注意が必要です。中には水で薄めてから注入するというものあるので、事前に確認しておくとよいかと思います。

実際の交換方法は、他サイトでも取り上げてくれているので、大変申し訳ないですが、そちらを参考にしていただければよいかと思います。
ただし、注意したいのは「エア抜き」です。この作業をしないとエンジンを痛めてしまう場合もあるので、必ずチェックするようにしましょう。

ともあれ、このメンテナンスはエンジンにとって非常に大事な作業になるので、しっかりと行うことが重要です。