「ベスパLX50」は間違いなく「買い」のスクーター

海外製のスクーターで日本での知名度が抜群のものと言えば?と聞かれたときに、必ず上位に食い込んでくるであろうバイクが「ベスパ」だと思います。
ピンとこない方は、ローマの休日でオードリ・ヘップバーンが乗っていたバイクと言えば伝わるかと思います。他にも、日本を代表する俳優「松田優作」が探偵物語で乗り回していたバイクでもあります。
なので、この頃が青春時代だった方々にとっては非常に思い入れ深いスクーターだと思います。だからこそ、中古バイクの市場でもベスパ人気は衰え知らずで、こういった方々に根強く愛されているわけです。
さらに、最新モデルでも、昔ながらのベスパ特有のスタイリッシュなイメージは健在で、ローマの休日、探偵物語を知らない若い世代にも、かわいいという理由で確かな人気を確保しているのも事実です。

さて、ベスパというスクーターはただ単純にスタイリッシュでオシャレというだけではありません。乗り心地も非常によいのが特徴の1つです。
それもそのはずで、ベスパを作っているメーカーはピアジオという会社なのですが、元々は鉄道会社で、さらには航空機の製造も手掛けている生粋の技術者集団の会社なのです。
そんなプロが手掛けているスクーターなので、最新技術はやはり満載に搭載しているのです。そして最近では、4ストロークに変化し、さらに乗り心地がよいものになっています。

私が特筆したいと思っているのは、ベスパならではの「メンテナンスのしやすさ」という部分です。こういった味のあるバイクは長く乗りたいものなので、必然的に「メンテナンス」が非常に大事になってきます。
このベスパは、メットインスペースから直ぐにエンジンルームに繋がっているため非常にメンテナンスがしやすい構造になっているのです。
スクーターだと、こういった煩わしい状況が劣悪な環境で運転するということに繋がり、さらにはスクーター自体の寿命も縮まってしまっているのが常です。
従って、ベスパに関しては、こういった点が回避できる可能性を大いに持っているということです。他にも良い点を挙げたらキリがありませんが、機能性も充分、燃費も充分、運転のしやすさもよいという高次元でまとまっているスクーターです。
当然、デメリットもありますが、そのデメリットを凌駕してしまうほどの魅力につまったバイクだと思います。

もし中古バイクをお探しでベスパでもよいかなと思っているのであれば、間違いなく1つの選択肢に入れてよいスクーターだと考えます。